こんばんは!
先日、社内コラムをいくつか書いてるって話をしましたが。。
https://hiroshi-kitamoto.com/?p=2905
ちょっと最近はブログよりチカラを入れております。
外部の発信ってもちろん大切なのですが。。今は内部かなーって。
なので今日はスタイリスト向けに書いたコラムをシェアしますね(^^)使い回し
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【ラベリング理論】
お疲れ様です(^^)
今日はよく話題にでる【施術スピード】について。。
ハイ、でましたーー!ってお題ですよね笑
コレって時代は変われど美容室では永遠の課題なのかな?って思っています。
20年前に僕が美容師になった時も速い、遅いっていつもいつも終礼等で言われてました。
スタイリストはもちろんのこと、アシスタントのカラーの塗り、矯正、シャンプー。。
僕はパーマのヘルプまで遅いって怒られてました。
イヤ、ヘルプが遅いってなんだ笑
要は気が利かないって事だったと思うんですけどね。
とにかく遅い。遅い!遅い‼︎。。言われ続けてたんですよね。
26席?の大型店に入社したので。。スタイリスト同士も影でアイツは遅いと愚痴ってました。しかもアシスタントに聞こえるように。
まぁ。。嫌な環境でしたよね。。
そんな昔話はどうでもよくて、そんな僕も今となっては【スピードが1番大切派】です。
経緯は割愛しますが、今までの美容師人生でスピードは切って切り離せない。美容師としてお店もお客様も、そして何しろ自分を豊かにしていくのもスピードなんだと実感し、定義づけています。
1番じゃないにしても施術スピードの大切さはみんなわかってると思います。もちろん全員がより向上していってほしい。
でもね?僕は店長、マネージャー、オーナーと。。後輩(部下)が出来てから何度も何度も何度もこの【スピードの大切さ】を説明してきてひとつわかったことがあるんです。
それは。。
【遅い人はずっと遅い】って事。
スピードの大切さを説明する対象はもちろん【スピードが遅い人】になります。そりゃそうですよね。改善してほしいし、いろんな負のエネルギーが生まれていきますもん。
何度も伝えてきました。それこそ昔は呼び出して深夜までコンコンと。。みたいな感じですね。でも一向に施術スピードは改善されません。。
『もっとゆっくりした環境でやりたい』
何度この言葉を言われて人が離れていったことか。。
未熟な頃は他責(人のせいにする)もしていましたが、経験を積むにつれて自責(自分が改善する)の念も持ちましたよ?
伝え方が悪いんだろうなぁ。。とか、コミュニケーション不足なんだよなぁ。。とかとか。
でもね?ちょっと前に本で『あ!これかー!』って思うことがあったんです。
それがタイトルの【ラベリング理論】ってやつですね。
アメリカの臨床心理学者リチャード・ミラーが行った小学5年生を対象に行った掃除に関する実験を例として挙げます。
ミラーは、教室が汚い小学校5年生の2クラスの児童に対して、
Aクラスには整理整頓しゴミを片づけることの大切さを繰り返し伝えました。
一方で、Bクラスには
「このクラスは整理整頓が行き届いているね」
「みんなはキレイなクラスの1員だね」
いうことを繰り返し伝えました。
その結果、ゴミを片づけることの大切さを聞いたAクラスの児童はゴミの散らかしが改善されなかったのに対して、キレイなクラスの1員であるという【ラベル】を貼られたBクラスの児童はAクラスに比べて3倍もゴミの散らかしが改善されたという結果になったのでした。
(サイトより引用)
。。ちょっと難しいですかね?^^;
話を戻すと。。
スピードが遅いスタッフに【遅いラベル】を貼り付けても一向に速くならないよ。
って事です。むしろ逆。。
全体的に遅かったかもしれないけれど「ここは速かった」と伝えて速い部分を自覚する。
【ここは速いというラベル】を貼り続けていく。自己肯定感が上がっていく。
そしたら。。仕事が速くなるんじゃないかなーーって。
僕なんか子供がいるからよく育児に例えちゃうんだけど、子供に何度も何度も「お前はホント算数できないねー。大人になってから計算できないとマジで恥ずかしいよ。てか今の時点でも情けなさすぎる!」って呪文のように伝えていたら。。
正に呪いじゃないですか?笑
自己肯定感はタダ下がり。そこから悔しくて猛勉強する子供なんて1割もいないんじゃないかな。。
計算ができないラベル。。もっというなら烙印みたいなものを押されちゃってるからそこから無意識に抜け出せない。。
「奴隷の烙印押されちゃってるからオレ達は一生奴隷なんだ。。」みたいな漫画あるじゃないですか。
それよりもね?
息子「5じの電車だから、あと10ぷんできちゃうよ!」
僕「え!?ありがとう!てか計算できてんじゃん!!(ハイタッチ)」
みたいな笑
(息子は超超電車好き)
なんか今日は移動が多いからダラダラ書いちゃったけど。。
みんな施術スピードがいたらなくてお客様の滞在時間が押してしまい、次のお客様を待たせてしまう事ってあると思います。僕だってあります。
スピードに対する意識の強さは個人差があるかもしれないけれど、「待たせていいやー」なんて思ってる人はいないはず。できるものならスピーディーになりたい。
そんな時は、遅い事を認めながらもどこが速くできたのか?できないラベルじゃなく、できるラベルをどう貼り付けていくのか⁇
人に貼ってもらう事もあるけれど、自分で見つけて貼り付ける事もできると思うんです。
そんな視点も仕事が盛り上がる、結果良い美容師、良い会社になる要因なんじゃないかな。
僕はみんなのためだけにこうやってコラムを書いてるわけじゃないんです。
みんなが成果を上げれば当然会社も業績あがりますからね笑
有益性のバランスがとれるからこうして筆をとっています。スマホだから指だけど。←このネタ10回以上使ってる
てなわけで【できるラベル】を貼っていきましょー!
では!
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さ、そろそろ自宅の最寄駅です。
帰ってゴハン食べよー!
ではー!
セライロ 北元